『えべっさん』って聞いたことありますか?
関西なら多くの方が知っている「えべっさん」とはいったい何なのか?
大阪の『天満天神えびす祭』とはどんなお祭りなのか、ご紹介いたします。
えべっさんは関西で親しまれている有名な行事
もうお気付きかと思いますが「えべっさん」とは七福神の恵比寿様のこと?
私もはじめはそう思いました。
けっして間違いではないのかもしれませんが、厳密には『十日戎(とおかえびす)』のことを指します。
と言っても「十日戎」って何?ですよね。
十日戎というのは恵比寿様にご利益を祈願する行事のことで、その行事のことを関西では「えべっさん」と呼んでいるのです。
「十日えびす」とも言われています。
大阪天満宮の天満天神えびす祭
その「えべっさん」つまり十日戎で有名なのは、毎年およそ100万人の参拝者が集まると言われている今宮戎神社です。
そのほかにも西宮神社や堀川戎神社など複数の神社において十日戎は行われています。
大阪で「天満の天神さん」の名で親しまれている大阪天満宮の十日えびす、『天満天神えびす祭』は戦後長くの間途絶えていましたが、天満天神繁昌亭が開館したことを記念して、2007年におよそ半世紀ぶりに復興しました。
復興してからは年々参拝者が増えて、今ではおよそ20万人の方が参拝します。
天満天神えびす祭では「神札」「熊手」「福笹」「竹末広」「吉兆」などの縁起物が授与されます。
それから天満天神えびす祭の特徴として、笹につける縁起物の「御神酒笑姿の絵馬」を拝受することができます。
恵比寿様って何?
ご存知でない方のために簡単に触れておきましょう。
「恵比寿様」というのは七福神の一人で、商売繁盛や五穀豊穣、大漁追福にご利益がある神様です。
大阪天満宮では境内の北西に位置するところに、蛭子大神が蛭児遷殿に祀られています。
「恵比寿様」のことはこちらでお話をしておりますので、ご覧になっていただけると嬉しいです。
⇒『えびす講っていつ?その意味は?どんな行事なの?』
⇒『えびす講には大根や赤飯!サンマや尾頭付きの鯛!!お供え物などやり方は?』
天満天神えびす祭の場所や時間は?
開催地
大阪天満宮
住所
〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋2-1-8
開催時間
宵えびす
1月9日 10時00分~22時00分
本えびす
1月10日 10時00分~22時00分
残り福
1月11日 10時00分~21時00分
大阪天満宮へのアクセスや駐車場は?
アクセス
電車の場合
JR東西線「大阪天満宮駅」下車、徒歩でおよそ4分
地下鉄 谷町線・堺筋線「南森町駅」下車、徒歩でおよそ4分
駐車場
大阪天満宮付近の駐車場のマップです。
ご参考にされてください。
大阪の天満天神えびす祭りとは?えべっさんって何?時間や場所を知りたい!の【まとめ】
私は関東の人間なので「えべっさん」という関西の方の呼び方って、感覚が違って新鮮というか親しみを感じます。
いま住んでいる北海道も含めて、日本には本当に多くの方言があって、習慣や考え方までその地方地域によって様々です。
いろんな地方地域の方と触れ合うことで、自分にはないものに気付かされることもあります。
広い日本にはまだまだ、行ったことのない土地や聞いたことのない方言が存在します。
生きている間にあとどれだけ、それらに出会うことができるのか、私の未来にはお陰さまでまだまだ楽しみがいっぱいあります。
こちら「のむねるたべる」を訪れてくださいまして、感謝を申し上げます。
誠にありがとうございます。
ほかにもこんなお話をしているので、よろしければご覧になっていただけたら嬉しいです。
⇒ ❝ 月次祭の読み方といつなのかを知りたい!神棚はどうすればいい? ❞
⇒ ❝ 腰が痛い時の座敷の座り方はあぐら?正座?椅子の場合は? ❞
⇒ ❝ 初詣とお墓参りは同じ日に行ってもいいの?順番はどちらが先? ❞