秋葉山火防祭は小田原のお祭り

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神奈川県小田原市の秋葉山量覚院では毎年、『秋葉山火防祭(ひぶせまつり)』が行われます。

その火防祭とはいったいどんなお祭りなのか、調べてみました。

 

秋葉山量覚院の火防祭とは

火防祭は天台系密教の儀式の一つで、修験者装束の山伏が七十五膳神供の式のあとに大太鼓や鐘、読経の声とともに天下泰平を祈願して、山伏問答の後、火渡りの儀式が行われます。

修行を積んだ山伏たちが、オキの炎の上を歩きながら無病息災を祈願します。

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秋葉山火防祭の日程や場所は?

開催日時

毎年12月6日、午後3時から午後8時で執り行われます。

火渡りは午後7時からの予定です。

場所

秋葉山量覚院(りょうがくいん)

住所:神奈川県小田原市板橋544

 

アクセス

箱根登山線箱根板橋駅から徒歩でおよそ10分です。

駐車場

ありません。

有料駐車場を調べてみましたが、近くにはないようです。

一応、載せておきますので参考にされてください。

 

小田原秋葉権現火防祭の量覚院

秋葉権現は秋葉山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神で、遠州大登山秋葉寺から秋葉社が全国的に広まりました。

災難除けの神様である秋葉三尺坊権現を祀ったことが起源で、全国各地に秋葉講が広がって遠州秋葉参りが盛んに行われました。

 

のちに神仏分離の考えによって、秋葉権現は廃寺に追い込まれて、神道である秋葉神社に変わりました。

火防祭が行われる小田原の秋葉山量覚院は、江戸時代の小田原城主だった大久保忠世によって、遠州秋葉大権現の分社として設けられました。

 

秋葉山火防祭は小田原のお祭りの【まとめ】

燃え尽きた炎の後、まだ火がくすぶっている状態の上を山伏たちは裸足で渡ります。

そのあとに一般の方々も渡れるということですが、はじめのほうだと軽くやけどをするということです。

身を清める作法にも様々なものがありますが、火防祭はかなり過酷なお清めの作法ですね。

でもそれだけ、今年一年の身の汚れを落とせたという満足感を感じることができるのではないでしょうか。

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