甚平や作務衣を普段着として外出するのはおかしい?その違いはナニ?

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甚平や作務衣を普段から部屋着に使ってくつろいでいる方は、意外といらっしゃるのではないでしょうか。

その甚平や作務衣を着て外出することはおかしいことなのか?

甚平と作務衣の違いについてお話をいたします。

 

作務衣や甚平を普段着として外出するのはおかしいこと?

家の中で部屋着として甚平や作務衣を着ているけど、そのまま外出するのには抵抗がある、という方もいらっしゃるかと思います。

また、自分は日本人で甚平や作務衣は和装なんだから、それで外出することは当たり前のこと、と捉えている方もいらっしゃるでしょう。

当然どちらの考え方、感覚も正しいし、間違っていることはありません。

 

普段着で臨むことが適していない場面以外なら、作務衣や甚平で出かけることはおかしいことではないでしょう。

ただ、少し作務衣と甚平の違いを考慮しなければならなくなってくるかと思われます。

その作務衣と甚平の違いをこれからお話しいたします。

 

作務衣と甚平の違いとは

 

作務衣と甚平の見た目の違い

作務衣と甚平はパッと見は似ていますが、明らかに違う点はズボンにあります。

作務衣のズボンは足首まである長ズボンで、甚平はヒザ下ほどのタケのハーフパンツタイプです。

 

同じように上着の袖(そで)の長さも、長袖の作務衣に対して、甚平は肘が隠れる程度の七分袖ほどの長さです。

 

それから見た目の大きな違いとしてはもう一点。

甚平の脇(わき)にご注目。

風通しを良くするためにレースを編み込まれています。

本来はタコ糸で編んでいました。

 

作務衣と甚平っていつ着るの?

甚平は暑い夏のさなかに涼しく過ごすための夏用の装いです。

それに対して作務衣は一年を通して着用できるように、夏物から冬物まで様々なバリエーションがあります。

 

作務衣と甚平ってそもそも何のためのモノ?

甚平は先ほどもお伝えしたように、暑い夏を涼しく過ごすために着るものです。

 

作務衣はもともと仏教の、禅宗の修行僧が使用していた作業着です。

作務衣の「作務」とは禅宗の修行僧の掃除や薪割り、畑仕事など日頃の労働作業のことを言います。

 

作務衣と甚平の素材の違い

作務衣も甚平も素材は綿のモノが主流になります。

甚平は涼しく過ごすために、綿に麻(あさ)を混ぜた混紡(こんぼう)や麻100%のモノも多くあります。

作務衣もメインは綿ですが夏用の作務衣には麻が入っていたり、冬用のモノには中綿を入れて温かくしたり、最近はフリース生地が使われたりします。

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作務衣は仕事着としても取り入れられている!使われ方の違い

甚平は夏を涼しく過ごすための装いですが、作務衣の用途は意外と幅広く、普段着としてだけでなくて様々な仕事着としても使われています。

見たことがある方もいらっしゃると思います。

例えば、お蕎麦屋さん、和食の料理人、和食料理店の店員さん、旅館の仲居さん、和菓子の職人さん、陶芸家、整体や鍼灸師、ヨガ、旅館の部屋着など、もちろんお寺の僧侶など和のシーンで多く使われています。

 

合わせる履き物の違い

甚平を着て外出しようとしたときに、合わせる履き物としては下駄や草履、サンダルといったものに限られてくるでしょう。

作務衣なら下駄や草履、サンダル以外にもスニーカーや革靴といった靴にも合わせることができます。

 

甚平や作務衣を普段着として外出するのはおかしい?その違いはナニ?の【まとめ】

夏を涼しく過ごす甚平は、あらゆる場面で使われている作務衣に比べると、適した場所や場面が狭まってくるのではないでしょうか。

せっかく和の装いを活かして行動するのですから、人と接する場面においては、その相手が不快に感じない気遣いが必要とされるでしょう。

近年の日本人は洋服を使用することが圧倒的に多くなっていますが、和装の良さを見つめ直し、用いることは日本の文化に触れる意味でも大事なことではないでしょうか。

着物だけでなくて、浴衣や甚平、作務衣を適した場面、場所で用いることは外出するときであってもけっしておかしなことではないでしょう。

 

こちら「のむねるたべる」を訪れてくださいまして、感謝を申し上げます。

誠にありがとうございます。

 

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