夏になると気になる虫。
身近な虫の中でもとくに嫌なのが、血を吸われると痒くなる「蚊」ではないでしょうか?
家の中や草むら、公園、山、川など、日頃の生活からキャンプなどレジャーのときまで、蚊がいます。
刺されると赤く腫れて、とにかく痒い。
集中できなくなるし、ひどいと痛くなるし、とにかく刺されたくはないですよね。
小さなお子さんがいるお母さんお父さんはなおさらだと思います。
そこで「蚊を寄せ付けない方法」をお伝えしてまいります。
蚊を寄せ付けない方法はキャンプや公園!花火鑑賞でも使える
蚊に刺されやすい血液型というのを聞いたことはありますか?
最も刺されやすいのがO型で、次がB型、そしてAB型、A型の順番ということです。
これはけっして根拠がないわけではなくて、ある研究機関が蚊の腸内の血液を調べた結果、多かった順番なんです。
蚊を寄せ付けない方法は「色」
蚊は色に反応します。
ハチもそうですよね。
蚊が好きな色はなんだと思いますか?・・・・「黒」なんです。
でも蚊は色を識別できるわけではありません。
彩度の濃い色に寄ってくる習性をもっています。
つまり、モノクロにしたときに、黒っぽくなる色に寄ってくるのです。
単純に考えると例えば、茶色やグレー、赤、青、紫などです。
では逆に白っぽく映る色は、緑や黄色、水色、などです。
ただ、先ほど「単純に」と言ったのは、グレーや青などの色は薄い色になればモノクロにしたときに白っぽく映りますよね。
ですから蚊がいる場所に行くときには、まずは服装の色を淡い薄いカラーのものにしてください。
とくに小さなお子さんがいるご家庭は、お子さんの服の色に注意しましょう。
蚊を寄せ付けない方法は植物!アロマ!匂い?
蚊には大嫌いな匂いがあります。
つまり、その大嫌いな匂いを発する植物を置いたり身につければ、100%ではありませんが蚊を寄せ付けない効果を発揮します。
蚊が嫌いな匂いの植物の鉢植えを家に置いたり、その植物で自家製のハーブスプレーを作って身体に振りかける。
もしくはアロマオイルを購入して身体に付けることで、蚊から身を守りましょう。
そこで、効果が期待できる植物ハーブをお伝えします。
マリーゴールド
濃いオレンジ色が鮮やかなマリーゴールドは、花壇の虫除けとしてよく使われます。
花壇や自家農園などの周りを囲うようにマリーゴールドを植えることで、虫が寄り付かなくなるからです。
昔から殺虫剤の原料としても使われてきたほどで、蚊取線香にも使用されています。
ローズマリー
肉料理や魚料理の臭み消しに使われるハーブです。
独特な爽やかな香りが臭みを消してくれますが、蚊などの虫はむしろそれを嫌うのです。
キャンプの時にローズマリーを使った料理をするのも、蚊を寄せ付けない手段の一つになるかも・・・・いやいやすいません、それはホボほぼ効力はないでしょう。
ラベンダー
富良野で有名になったラベンダーですが、アロマオイルとしても人気がありますし、ハーブティーの香りでも癒してくれます。
この香りが蚊に効くのかと思いますが、じつは花の香りではなくて、葉の匂いを蚊は嫌うようです。
除虫菊
別名「シロバナムシヨケギク」とも呼ばれている、蚊取線香の材料としても有名な植物です。
ペパーミント
ペパーミントはハーブティーやジェラートなどにも使われるハーブとして有名ですよね。
ガムやタバコで知られるメントールが含まれていて、スーーーっとする香りが蚊に効果アリなんです。
蚊などの虫除け対策の他にも消臭効果もあるので、コップに挿してキッチンやトイレに置くのもオススメですよ。
レモングラス
レモンの香りがするハーブです。
見た目は普通の草に見えますが、その葉にはシトラールというレモン特有の香り成分が含まれています。
蚊はこのシトラールが嫌いなのです。
ゼラニウム
ゼラニウムもアロマオイルとして人気がありますよね。
そのゼラニウムの中でも『蚊嫌草(蚊連草)』や『蚊香龍』という品種には、シトロネラールという成分が含まれていています。
蚊は人が発する二酸化炭素を感知して寄ってきます。
そのシトロネラールは、蚊が二酸化炭素を感知しにくくする働きがあるというから驚きです。
蚊のセンサーを鈍らせる働きがあるということですね。
また単純にゼラニウムの香りも蚊は苦手としています。
ちなみにレモングラスに含まれるシトラールと、蚊嫌草(蚊連草)や蚊香龍といったゼラニウムに含
まれるシトロネラールは、似ているけど別物です。
レモンユーカリ
ユーカリといえば、オーストラリアに生息するコアラが食べていることでも有名ですよね。
もちろん、アロマオイルとしても人気があります。
レモンの香りがするレモンユーカリには、先ほどゼラニウムでお伝えしたシトロネラールが含まれています。
しかもその量はゼラニウムの5倍以上とも言われています。
植物やアロマ以外で蚊を寄せ付けない匂いは?
果物も植物と言われてしまえばそうですが、レモンなどの柑橘類も蚊が苦手な匂いで、皮や汁で服に匂いを付けておけば、蚊は寄って来にくくなります。
レモンの香りがする芳香剤も、同じような効果が期待できます。
お酢も同じように効果的です。
私が最もおすすめしたいのはハッカ油です。
スプレー式のものも販売されているので、一度お試しいただけたらと思います。
お子さんはハッカの匂いを嫌がるかもしれませんが、蚊に刺されるよりはましです。
蚊を寄せ付けない方法は「音」
蚊のような虫にも嫌いな音があります。
音というよりも周波数に苦手な範囲があるのです。
蚊が嫌いな周波数は16,000ヘルツ~18,000ヘルツということです。
これはひとつの説なのですが、蚊のメスが本能的に嫌う周波数が、オスが発する周波数だという生物学的な理由なのです。
そのオスの周波数が16,000ヘルツ~18,000ヘルツなのです。
「だったらオスには効かないから寄ってくるよね。」と思うかもしれませんが、血を吸う蚊はメスだけですので安心してください。
最近ではこの周波数を発するアプリなどが出回っていますが、アプリによっては効果のあるものもあるみたいですね。
効果を感じられないアプリもあるようです。
まだ世に出たばかりなので、これから改良されて、本当に効果のあるアプリが登場することに期待しましょう。
蚊を寄せ付けない方法は塗料
最近はデング熱やマラリアも、温暖化が進んだ日本でいつ流行してもおかしくないのでは、と思えるようになってきました。
そのデング熱やマラリアを媒介するのは蚊です。
そんな中、「蚊を寄せ付けない塗料」というものを日本の企業が開発して、海外ではかなりのシェアを伸ばしています。
マラリアの死者が多い傾向にあるマレーシアで、その塗料を実際に使った人の話によると、「部屋に塗料を塗ったところ、部屋からまったく蚊がいなくなった。」ということです。
日本でもすでに販売は開始されて、その効果を実感している人が増えているようです。
蚊を寄せ付けない方法!色か植物か音?それとも匂い?のおわりに
今も昔も蚊やハチなどの虫には悩まされ続けています。
自然と隣り合わせで生きている私たちにとってはやむ終えないことではありますが、できる限りその被害からは逃れたいものです。
科学の発達が虫除けスプレーや殺虫剤などを生み出しましたが、それらも人体に100%安全とは言い切れません。
そういうときこそ人の知恵というものが生かされてきます。
今まで受け継いできた過去からの知恵を学び生かすことも、自分が生きていく上で、また子供たちを生かしていくために必要なことではないでしょうか。
こちら「のむねるたべる」にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
感謝を申し上げます。
ほかにもこんなお話をしているので、よろしければご覧になっていただけたら嬉しいです。
⇒ ❝ 冬至には「ん」のつく食べ物を食べるのが習慣?カボチャじゃなくて? ❞
⇒ ❝ うす茶糖は静岡だけ?カロリーが気になる!うす茶糖あられは違うもの? ❞