いまや健康食として食べる方が増えてきている『玄米』。
玄米が注目を浴びるようになってから、コンビニエンスストアや通販などで玄米おにぎりが販売されるようにもなりました。
ご家庭でも玄米おにぎりを作るひとが増えてきているようです。
ところが、玄米おにぎりを握ろうとしても「崩れる」「握れない」「バラバラでまとまらない」という壁ににブチ当たってあきらめてしまった
という経験をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、玄米おにぎりを作るときの5つのポイントをお伝えしたいと思います。
玄米おにぎりがまとまらない!作り方のコツ5つのポイント
ビタミンやミネラルなどの栄養素が詰まった玄米は、スポーツをする人にはぜひオススメしたい食材です。
また、お通じにもいいので女性にも、血糖値が気になる方にもおススメです。
しかし玄米は白米と比べると、固い、ボロボロ、少しニオイが気になる、などのデメリットがあります。
そんな玄米で上手におにぎりを握るためのコツをご紹介します。
1.玄米のとぎ方
まずは玄米のとぎ方からですが、白米をとぐ時はお米の表面をキズつけないように、やさしくサラッと研ぎますよね。
ところが玄米をとぐ時は逆に強くといでください。
サラッとではなくて、ギュッギュッっていう感覚で玄米をつぶすようなイメージで、表面をキズつけるような感覚で強くとぎます。
そうすることで水分の吸収を促します。
2.研いだ玄米をつけ込む
とぎ終わった玄米をすぐに炊いてはいけません。
水に浸けます。
タッパーなどに研いだ玄米を入れて、充分浸かるように水を入れてください。
フタをして冷蔵庫でひと晩寝かせます。
12時間以上は寝かせたいですね。
私はたいてい24時間くらいつけ込みます。
そうすることで玄米が十分に水分を吸収してくれます。
これをやるとやらないでは、炊いたあとの柔らかさや弾力、食感が別物に変わります。
今までやっていなくて、玄米に美味しさを感じていなかった方はぜひいま一度、この工程を入れて玄米を召し上がってみてください。
3.玄米の炊き方
冷蔵庫の中で十分に水分を含んだ玄米を、タッパーからザルにあけてください。
軽く水道のお水で洗って、いよいよ炊きます。
このとき水の量に注意しましょう。
玄米を炊く器具によってお伝えしますね。
電気炊飯器
玄米モードがあるならば、そのメモリの線が完全にかくれるようにしましょう。
線の上ということですね。
玄米モードがない炊飯器ならば、普段使う白米の線の2~3ミリほど上まで水を入れてください。
圧力鍋
玄米の量に対して1.5倍の水を入れてください。
土鍋や普通の鍋
玄米の量に対して1.8倍の水を入れてください。
どの器具もすべて同じというわけにはいかないので、付属のレシピや炊き方などがあれば、そちらを参考にしてください。
そして、まだ炊かないでくださいね。
4.玄米のニオイを消す
玄米には少しですが独特なニオイがありますよね。
このニオイに抵抗がある方もいらっしゃいます。
そこで、このニオイを消す方法があります。
塩を入れます。
ご家庭でよく使われる精製塩ではなくて、必ず天然塩、自然塩、粗塩を使ってください。
量は小さじで半分弱くらいです。
天然塩を上から入れたら、炊きましょう。
5.玄米を握るコツ
玄米が炊き上がったら蒸らしましょう。
白米のときより長めで、10分ほど蒸らしてヘラでよーーくかき混ぜてください。
玄米は白米よりも炊き上がりにムラがあるので、よく混ぜることで余分な水分を飛ばして、ムラのある状態を平均的にさせます。
混ぜ終わってから10分ほどした時が握る絶好のタイミングです。
ここも大事ですよ。
熱いかもしれませんがガマンして握りましょう。
まずは両手の中で軽くソフトに3回ほど握ってください。
次にギュッとお米同士をくっつけるような感覚で、少し力を入れて3回ほど握ってください。
ここまでが玄米おにぎりがバラバラボロボロに崩れない握り方のコツでした。
玄米おにぎりはボロボロに崩れるから握れない!コツを教えての【まとめ】
玄米のとぎ方から、おにぎりの握り方まで5つのポイントをご紹介させていただきましたが、もう1点大事なお話を忘れていました。
それは白米との比率です。
もちろん、玄米100%で作る場合を想定してお話いたしましたが、白米と混ぜ合わせると玄米だけのおにぎりよりも握りやすくなります。
予想できると思いますけど、白米が多くなれば多くなるほど、おにぎりが握りやすくなります。
普段から玄米を食べている方はお好みの比率があるかもしれませんが、徐々に玄米の比率を多くしていくのが良いかもしれませんね。
はじめは白米4にたいして玄米1とか、白米3に対して玄米1くらいから始めてみてもいいでしょう。
慣れてくると、アナタのお好みの比率を把握できると思います。
ここまでお読みいただきましてどうもありがとうございました。
感謝を申し上げます。
なお、こんなお話もしておりますので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。
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