サバはご存じかもしれませんが、『鯖のへしこ』って聞いたことありますか?
なかなか聞きなれない言葉だと思いますが、いったい何なのでしょう。
通販でも購入できるみたいですよ。
その「鯖のへしこ」のことを調べてみました。
鯖のへしことは福井県の郷土料理
『鯖のへしこ』は福井県の郷土料理として知られているそうです。
「へしこ」とは
『鯖のへしこ』とは鯖を塩漬けにしたものを、さらにぬか漬けにした郷土料理で、冬の保存食として親しまれてきました。
若狭地方から丹後半島の郷土料理ですが、いまでは福井県が代表格になっています。
とくに鯖が、「へしこ」として有名になっていますが、鯖の他にもイワシやイカ、ふぐ、はたはた、なども使われるということです。
「へしこ」の由来
鎌倉時代のあたりから伝わる『へしこ』ですがその名前の由来は、漁師が魚を樽に漬け込むことを「へし込む」と言っていたことが元だという説があります。
「へし込まれた魚」を略して「へしこ」に変化したということです。
鯖のへしこの作り方
オススメは一番脂がのった秋の鯖です。
①鯖を開いて内臓を取り出します。
②外側と開いた内側にも塩をすり込みます。
③本来は樽ですが、ご家庭ならタッパーに並べてさらに塩をふって、できれば何か上から重石の代わりになるものをのせます。
(ご家庭で室内で作るなら、冷蔵庫に保管しましょう。)
④5~7日ほどで鯖が浸かるくらいの水分が出ます。
⑤鯖から十分な水分が出たら樽またはタッパーから取り出して、余分な水分を切ります。
この時、鯖から出た水分はとっておいてください。
⑥タッパーに漬物袋などの厚手のビニール袋を広げて、その中で漬け込んでいきます。
底面にぬかと軽く塩を敷いてください。
⑦その上に鯖を並べます。
⑧1段目が並んだらその上からぬかと米麹、それから⑤でとっておいた鯖から出た塩水を降ってください。
そして鷹の爪をお好みの量でのせます。
⑨その上に2段目の鯖を並べてください。
⑦と⑧を繰り返して
⑩最後に上からお醤油とお酒とみりんを加えてください。
このときに水分が足りないなと思えば、⑤の鯖から出た塩水を加えてください。
⑪鯖が浸かりきっていれば、ビニール袋を空気が入らないように閉めてください。
⑫A:タッパーに蓋ができればしてください。もしできなければ、さらにタッパーをレジ袋か何かに入れて封をしましょう。大きなポリ袋でもOKです。
B:樽ならば、上から重石をしてください。
⑬涼しい場所において半年から1年ほど熟成させます。
カビが生えることがありますが、ヘラなどで取り除いてください。
カビが生えないようにするためにも、ビニールをできる限り密閉状態にしましょう。
鯖のへしこは通販でも購入できる?
「鯖のへしこの作り方」はいかでしたでしょうか?
ぬか漬けなどの漬物を作ったことがある方ならば、スムーズに進めることが出来るかもしれませんが、経験のない方にはハードルが高いのではないでしょうか。
だったら購入してしまったほうが早いかもしれません。
自分で作るにしても材料費と手間がかかりますからね。
鯖のへしこは郷土料理ということで、近くのスーパーではなかなか手に入れることは出来ません。
そこでお手軽に購入するためには通販がおすすめです。
楽天市場でも購入することができます。
⇓ ⇓ ⇓ こちらですよ
鯖のへしこの焼き方
半年から1年漬け込んだ鯖のへしこを焼きます。
①取り出した鯖のへしこについたぬかを軽く取り除きます。
表面についたぬかは、香ばしく美味しく召し上がるために残してください。
②頭を切り落とします。
③食べやすい大きさに切ります。
④焼き網を用意して弱火で焼いていきます。
ぬかは焦げやすいので注意しながら焼いてください。
魚焼き器やオーブン、トースターでも大丈夫ですが、焦げないようにお気をつけください。
できれば直火が美味しく焼けるので網焼きがおすすめです。
少し焦げるくらいが美味しくお召し上がりになれます。
鯖のへしこは生でも食べられるので焼き過ぎにはお気をつけくださいね。
鯖のへしこの焼き方!作り方!通販でも購入できる?の【まとめ】
そのままでも食べられる鯖のへしこですが、パスタやピザ、お茶漬けなどでも美味しく召し上がることができます。
様々なアレンジができますので、是非チャレンジしてみてください。