「練習の鬼」とか「仕事の鬼」など『○○の鬼』っていう言葉があるけど、どういう意味なのでしょうか?
日本の言葉には、難しくてなかなか理解が容易でないものが沢山ありますよね。
『鬼』が使われる言葉や熟語も意外と多いのですが、今回は『○○の鬼』という言葉の意味のお話です。
『○○の鬼』ってどういう意味?どんな時に使うの?
『○○の鬼』とは?
鬼という字を使う言葉がたくさんある中で『○○の鬼』という言葉がありますが、次のような時に使います。
ガムシャラにひたすら、ストイックに、そのことに集中して精魂を傾ける人を指して使う言葉です。
例えば「サッカーの練習の鬼」というと、サッカーの練習をガムシャラに精魂を傾けて行う人を指します。
『○○の鬼』の使い方
使い方としては、
A君「部活終わったし、お腹空いたからコンビニでも寄ってこ!」
B君「おッいいね、そうしよっ。C君はどこ行ったの?先に帰った?」
A君「C君は自主練。まだグラウンドにいるよ。あいつはサッカーの練習の鬼だからな。」
というような使い方をします。
ほかにも「パチンコの鬼」「スピードの鬼」「千切りの鬼」「計算の鬼」「ドラクエの鬼」「水泳の鬼」などなど、あらゆる分野で使うことができます。
若者言葉の『鬼○○』はどういう意味?どうやって使うの?
『鬼○○』とは?
『○○の鬼』とはまったく違う意味の『鬼○○』はどういう意味なのでしょうか?
『鬼○○』とは、鬼のあとに続く言葉を強調する意味で使われます。
若者言葉には、同じ意味で『超』や『マジ』などの接頭語がありますが、『鬼』はその中でも最強と言えるでしょう。
もっとも強い意味で使われるのが『鬼』です。
『鬼○○』の使い方
例えば
毎朝乗る電車に遅れそう→「チョーヤバ」
学校に遅刻しそう→「マジヤバ」
あきらかに遅刻する→「オニヤバ」
という違いでしょうか。
使い方は様々な場面で使われますが、
出されたお茶が熱すぎて「鬼アツで飲めネッ!」とか
可愛い女子を見たら「あの娘オニカワっ!」とか
強い男子を指して「オニツヨ」
美味しくないジュースを飲んで「オニマズっ!」
などというように使われます。
『○○の鬼』とはどういう意味?若者言葉の『鬼○○』とは違うの?の【まとめ】
日本語は昔から、同じ言葉でも地方によって違う音になる方言があったり、身分によって同じ意味の言葉でも違う音になったり、と様々な言葉が存在し、時代とともに変化してきました。
現代に入り、若者が生む言葉が使われるなど、これからもトキとともに、日本語も様々に移り変わっていくのでしょう。
『鬼』が用いられる言葉は数えきれないほど存在しますが、またこれからもご紹介していきたいと思います。
そもそも『鬼』って何なのでしょうか?
いつかその『鬼』についてもお話ししたいなと思います。
『鬼○○』が最強だ、ということだけは覚えておいてくださいね。
本日も「のむねるたべる」に訪れていただいたアナタに感謝いたします。
どうもありがとうございます。
ほかにもこんなお話をしているので、よろしければご覧になっていただけたら嬉しいです。
⇒ ❝ 灯篭流しと精霊流しの違いは何?願い事や言葉は何を書く? ❞
⇒ ❝ さつまいもの品種や見た目で見分ける!甘いのはどれ? ❞
⇒ ❝ 野沢菜と高菜の違いって?広島菜っていうのもあるらしい ❞