新潟県の中越地方に位置する松之山温泉は山深く、冬の雪が3メートルを超える豪雪地帯で、棚田に囲まれた米どころでもあります。
そんな松之山温泉のお湯は臭いに特徴があります。
群馬県の草津温泉、そして兵庫県の有馬温泉とともに「日本三大薬湯」言われる松之山温泉のお話をいたします。
松之山温泉の臭いがまるで石油?
松之山温泉のお湯の特徴
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉で、ホウ酸の含有量は日本一の温泉です。
天然保湿成分の「メタケイ酸」も豊富で、お肌はツヤツヤになります。
1200万年前の海水がマグマで温められて吹き出した温泉なので、山あいの温泉なのに塩分濃度が高くて舐めるとしょっぱい、太平洋戦争中は塩の採取も行われていたといいます。
源泉が85度以上でとても熱くて、体が芯から温まって湯冷めしにくいお湯です。
『アブラ臭』と呼ばれる石油のような匂い
地下に閉じ込められた海水が長い年月をかけて地表へと湧き出してくる温泉なので、石油のようなニオイがするのでしょう。
新潟県は日本国内でも少ない油田地帯です。
本来なら分離するはずの石油と水が長いトキの中でわずかながらに混じり合ったのか、ニオイだけがお湯にうつったのか、真相ははっきりしていませんが、松之山温泉のお湯に油が浮いているわけではありません。
松之山温泉の効能は?
一般的によく表記されているところの神経痛、関節痛、筋肉痛、五十肩、うちみ、冷え性、慢性消化器病、疲労回復、健康増進などなどの効能はともかく、切り傷やヤケド、皮膚病に効くのが特徴です。
薬湯に選ばれて然り、と言える効能を感じることが出来るでしょう。
その主な要因はホウ酸にあると考えられます。
ホウ酸は目薬などにも使われる、消毒や洗浄効果がある成分です。
ですから、切り傷やヤケドに効くのです。
それからもう一つ、一般の温泉の効能に比べて秀でるのは、お肌への効能です。
ツルツルすべすべになるお湯です。
温泉街の特徴は?
松之山温泉の源泉は鷹の湯をはじめ、庚申の湯、鏡の湯、湯田の湯、じょうもんの湯、湯坂の湯、翠の湯の7つがあって、10数件の温泉宿が存在します。
歓楽的な要素はまったくなくて、土日の朝には朝市が開かれたりもします。
アクセス
電車の場合
JR飯山線「津南駅」、または北越急行「まつだい駅」よりタクシーでおよそ30分。
バスをご利用するなら「まつだい駅」よりおよそ30分、または「十日町駅」よりおよそ60分です。
車の場合
東京方面からは関越自動車道「塩沢石打IC」よりおよそ50分です。
新潟方面からは関越自動車道「越後川口IC」よりおよそ1時間10分です。
金沢方面からは北陸自動車道「上越IC」よりおよそ1時間20分です。
名古屋方面からは上信越自動車道「豊田飯山IC」よりおよそ1時間50分です。
松之山温泉の臭いが気になる!クリスマスプレゼントに日本三大薬湯の旅行はいかが?の【まとめ】
日本三大薬湯の一つ『松之山温泉』をご紹介させていただきました。
その効能やお湯の良さは、是非いちど体感してみてください。
ゆっくりと御夫婦でクリスマスプレゼントとして、なんていかがでしょうか?
もしくはご両親に日頃の感謝を込めて、クリスマスプレゼントとして贈るのもいいのではないかと思います。
日本には本当にたくさんの温泉があって、お湯の性質や感じ方もさまざまな物があります。
余裕ができれば、温泉巡りなど出来たら幸せかなと思います。
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感謝を申し上げます。
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