秋分の日を子どもに説明するならお墓参りをする日?なぜ休みかは?

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9月の祝日は「敬老の日」と「秋分の日」です。

敬老の日は、おじいちゃんおばあちゃんに感謝する日ですよね。
では、秋分の日は「何をする日」と子供に説明すればいいのでしょうか?

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お困りのお母さん、お父さんもいらっしゃるかと思います。

そこで、秋分の日の「意味」や「何をする日」なのか、「なぜお休み」なのかをお伝えしていこうと思います。

秋分の日とはどんな日?意味は?

秋分とは

「秋分」は1年を24個の時期に分けた二十四節気の16番目の節気にあたり、秋の節気の1番目です。

天文のお話をしておくと、太陽が秋分点を通過する瞬間を『秋分』と呼んで、その日を『秋分の日』と呼んでいます。

その天文的な現象が何を意味するのかというと、「お昼と夜の長さが同じになる日」ということです。

これは小学生の時に習った記憶が残っている、お母さんお父さんもいらっしゃるかと思います。

厳密に言うと、全く等しいわけではありませんが、小さなお子さんに説明するならば「お昼と夜の長さが同じになる日」で問題はないと思います。

「二十四節気」のことはこちらで知ることができますので、ご参考にしてみてくださいね。
『二十四節気の順番は?最初は立春で最後は大寒は知ってるけど 』

 

秋分の日の意味

秋分の日の前後3日を含めた7日間を「秋のお彼岸」と呼んでいます。

この1週間に、亡くなったご先祖様を敬い感謝するためにお墓参りをしたり、帰郷して仏壇にお供物をお供えして手を合わせたりします。

それは春の春分の日、そして春のお彼岸も同じことです。
また、秋分の日には「おはぎ」を食べる習慣もありますよね。

「おはぎ」と「ぼたもち」のことはこちらで知ることができますので、ご参考にしてみてくださいね。
『お彼岸のおはぎはいつ食べますか?ぼた餅とおはぎは違うもの? 』

秋分の日はいつ?2018年は?

先ほども少し触れましたが、太陽が秋分点を通過する日はその年によって変わります。
と言っても、21世紀のうちは9月22日か23日のどちらかになります。

そして今年2018年の秋分の日は9月23日(日)となります。

余談になりますが、2018年は祝日である秋分の日が日曜日にあたるので、次の日の24日月曜日は振替休日で連休になります。

秋分の日はなぜ休みなの?

秋分の日がなぜ祝日になっているのか?ということをお話しますね。

以前、明治11年(1871年)から昭和22年(1947年)までは「秋季皇霊祭」と呼ばれて、歴代の天皇と皇后、皇族の方々をまつる儀式を行う日にあたり、祭日としていました。

その後の昭和23年(1948年)には「ご先祖様を敬って、故人をしのぶ日」として祝日になりました。

秋分の日にお墓参りをするのはなぜ?

日本人は農業を主として生きてきた農耕民族です。

今でも農村地域では種まきをする春分の頃には、神社で神様にその年の豊作を祈願します。
そして実りを迎えた秋分の頃には、神社で神様に豊作を感謝するのです。

この考え方は神社や神様への日本人の信仰です。
そしてもうひとつ日本人の信仰に仏教、仏様があります。

お墓や仏壇というものは仏教の教えで、仏様ご先祖様を祀っていますよね。
その仏教の教えによると、極楽浄土なるものが真西にあるということです。

そしてお彼岸の日には太陽が真東から昇り、真西に沈んでいきます。
この世を此岸と呼び、あの世(極楽浄土)を彼岸と呼びます。

つまり太陽が極楽浄土に向かって真西に沈む彼岸の日が、この世とあの世が最も通じやすくなる日と捉えて、先祖供養する日に最適な日としたのです。

だから、春と秋のお彼岸にはお墓参りをしたり、仏壇に手を合わせたりするのです。

秋分の日を子どもに説明するならお墓参りをする日?なぜ休みかは?の【まとめ】

「秋分の日を子供に説明するなら」ということでお話してまいりましたが、1つは「お昼と夜の長さが同じになる日だよ。」と。

そしてもう1つは「ご先祖様に感謝するためにお墓参りをする日だからお休みなんだよ。と。
「なぜなら、ご先祖様がいなければアナタは生まれてないんだから感謝するんだよ。」ということを、お子さんに伝えてあげられれば小さなうちは十分ではないでしょうか。

それ以外の内容は、まだ難しすぎるかと思われます。

さて、お盆にお墓参りをしたばかり、という方もたくさんいらっしゃるでしょう。
それからまだ1ヶ月強ほどしか経ちませんが、お墓参りは何度してもバチは当たりません。笑

仏様や神様に会うことは少ないよりも多いほうが良い、ということは言うまでもありません。日本人は農業を柱として、仏様と神様を敬い感謝しながら自然とともに生きてきました。

どちらも私たちにとって大事な存在であり、これからも、これまで以上に大事にしていかなければならないのではないかと思います。
なぜなら歴史において、時が経てば経つほどご先祖様、故人は増えていくのですから。

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