お盆のお供え物はどう処分するのが良い?食べるならいつ食べる?

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お盆の時期にはお墓や仏壇にお供え物をするおうちも多いでしょう。

ところで、そのお供え物をどう処分したら良いか?いつ下げるのか?食べるのか?

食べるならいつ食べるべきなのか?などの疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで、お盆のお供え物をどう処分すればいいのか、ということをお伝えします。

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お盆でお墓にお供えしたものの処分はどうする?

お盆の時期にはお墓参りに行く方も多いかと思います。

お墓でのお供え物としては、お花やお線香、お水やお菓子、それから故人が好きだった飲み物やお酒をご用意するおうちもあるでしょう。

ひとつご注意いただきたいのは飲み物やお酒です。

 

墓石にお水をかけて洗ったあとに、例えばお酒を水と同様に墓石にかける方がいるかもしれませんが、あまり好ましくありません。

と言うのも、アルコールは墓石を傷めるもとになりますし、糖分がカビを生じさせる原因となります。

なので、あまりしないほうが良いかと思われます。

コップなどに注いでお供えしたあとは一緒にその場で乾杯するか、元に戻して持って帰りましょう。

 

他のお菓子なども同様で、しばらくお墓の前でご供養された後は持ち帰っておうちで召し上がることが供養になります。

お花もできれば一度お供えした後に同じように持ち帰っておうちで飾りましょう。

つまり、そのままにしておいて差し支えのないものはお線香だけということになります。

 

お花を含めて生ものをそのままお墓にお供えしたままにすると、カラスなどの動物に荒らされたり、お墓が汚れる原因になります。

せっかくご供養のためにお墓参りをしたのに、お墓が汚れてはご先祖様も喜びませんよね。

それに、あなたも含めてご家族の運が悪くなります。

 

ご自宅の御仏前にお供え物の処分はどうする?

お盆の期間の13日から16日の間に、ご自宅に仏壇があるおうちは仏前にお供え物をすると思います。

そのお供え物はどうやって処分するのが良いのか?

 

おうちのみんなで召し上がることが最も良いご供養になります。

お供え物は仏様と「共に供する」ということで、ご先祖様と分けあっていただくことがご供養になるのです。

仏様が現実にお召し上がりになることはありませんが、湯気や煙、香りを召し上がると言われています。

 

お供え物のご飯はいつ下げていつ食べるの?

お供え物として大事なご飯ですが、いつ下げていつ食べれば良いのか、今まで疑問に思われていたかもしれませんね。

ご飯はお盆の13日から16日の間は、毎日お供えしましょう。

朝炊いたご飯を温かいまま、仏前にお供えしてあげてください。

 

もしかするとお昼頃、もしくは夕方になってから下げていたかもしれませんが、それでは乾いてパサパサになってしまいますよね。

そうなると下げて召し上がることも、少し憂鬱な気持ちになってしまったりするかと思います。

温かいご飯は湯気が立たなくなったら下げましょう。

時間にしたらわずかですよね。

5分くらいたつと湯気も立たなくなるかと思います。

 

先ほども申しましたが、仏様は湯気や煙、香りを召し上がります。

ですからご飯は湯気が立たなくなったら、仏前から下げましょう。

そして温かいご飯に混ぜて、できるならご家族のみんなで少しずつお召し上がりになるのが望ましいことです。

 

お供え物のお菓子折りはいつ下げていつ食べるの?

お菓子折りや果物で日持ちのするものは、16日の最終日までお供えすることが良いですね。

ただ、親戚の方などがいらっしゃって配りたい場合は、16日を待たずに仏前から下げることも問題ありません。

果物も日持ちのしないものは、お供えした後にいただきましょう。

お花はいつ下げたらいいの?

お供え物のお花は枯れるまで仏前にお供えする方もいらっしゃいますが、それは好ましくありません。

枯れる前には処分しましょう。

精霊馬やそうめんは?

精霊馬とはキュウリとナスに割り箸などを足に見立てて作ったものです。

きゅうりが馬で、ご先祖様がおうちに来ていただく時は馬で早く来ていただきたい。

ナスは牛で、帰りはゆっくりのんびりお帰りになっていただきたい、という思いでお供えするものです。

それから、そうめんはご先祖様がお盆の期間にいただいたものを、持って帰るときの紐として使うものです。

 

ですから、精霊馬とそうめんは16日の晩まではお供えしておきましょう。

17日以降にご家族でお召し上がりになるのがいいですね。

 

お盆のお供え物を食べる以外の処分方法

川に流さず土に還す

「お供えしたものをいただくのはちょっと・・・」という方や、お花などの食べられないものの処分の仕方です。

古い風習だと川に流すというのが一般的な処分の仕方でしたが、現代では環境に悪いということで改められてきています。

川に流すという風習があったものの、本来は土に返すのが良いとされています。

出来ることならご自分の土地の土にお返しすることが良い方法です。

 

その際は細かく切ったり砕いてから土に還してあげてください。

アリやスズメなどの鳥が食べてくれるでしょう。

ご飯は乾かしてパラパラにしてあげれば、そのままでもスズメが食べてくれますよね。

けっして自分の土地以外ではやらないようにしましょう。

 

白紙に包んで一般ゴミで出す

都心に住んでいらっしゃる方など、住宅の事情で土に還すことができない方も多いかと思います。

その場合は半紙やキッチンペーパーなどの白い紙に包んでから、指定のゴミ袋などに入れて一般ゴミと同じ処理をしましょう。

その際は白い紙に包む前でも包んだあとでもいいので、粗塩をふってお清めしてからゴミとして出すのが良いですね。

お盆のお供え物はどう処分するのが良い?食べるならいつ食べる?のおわりに

お盆はご先祖様を敬う行事です。

お供え物は日頃からお守りいただいていることに、感謝の気持ちを込めてお供えしましょう。

下げるときも「お下げいたします。」と心の中で言いながら下げることがいいかと思います。

つねにご先祖様の事を忘れることなく、感謝の気持ちを持って生きることがあなたとご家族を幸せに導きます。

 

ここを訪れていただことに感謝を申し上げます。

どうもありがとうございます。

 

ほかにもこんなお話をしているので、よろしければご覧になっていただけたら嬉しいです。

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