カビを食べてしまったら?それが赤ちゃんや子供だったら?対処は?

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カビが生えたパンをうっかり食べてしまった。

あとで気が付いたら、同じ袋に入っていたパンにカビが生えていた。

そんな経験アナタはありませんか?

私はオッチョコチョイなので、今までに数え切れないほどあります。笑

そこでもしも気付かないうちに、間違ってカビが生えたものを食べてしまったときのお話をします。

 

カビが生えたものを食べてしまったらどう対処する?

昔はパンにカビが生えると、カビの部分だけを取り除いて食べる、ということがありました。

もちろん、お母さん公認です。笑

いまどきなら「考えられない!!」と言われるのではないでしょうか?

 

しかし、カビの部分だけを取り除いても、ほとんど意味はありません。

表面に生えたカビは胞子で、そのカビの大もとである菌糸は、パンの中に広まっています。

つまりカビが生えた時点で、その食べ物はすべてが「菌」だらけになってしまっているのです。

 

カビを食べたらどうなる?

では、カビを食べてしまったらどうすればいいのか?

の前に、カビを食べたらどうなるのか?ですが

 

食べたカビが人間の胃に届くと、胃酸が分解してくれます。

人間の胃酸はそれだけ強いものなのです。

 

ただし中には例外なカビもあって、食中毒を引き起こすカビも存在します。

また中にはガンの原因になると言われているカビもありますが、じっさいに国内でカビが原因でガンになった、という症例は何十年とありません。

 

カビが生えたものを食べたときあとに食べるべきもの

そしてカビを食べてしまったらどうすればいいのか?

という話に戻りますが、まずは様子を見ましょう。

心配で「何か対処しておきたい」と思ったならば、殺菌と抗菌作用のあるつぎの食材を食べてください。

・ショウガ
・にんにく
・梅干
・お酢
・レモン
・大根(大根おろしなど、生のもの)
・ネギ(同じく生のもの)
・わさび
・唐辛子

 

腹痛や下痢を起こしたら

それからもしも腹痛を起こしたり、下痢をした場合の対処ですが、こちらも様子を見ましょう。

下痢をしたからといって、下痢止めの薬を服用することはオススメできません。

人間の体は、害と感じたものを体の外に一刻も早く排出しようと、あえて下痢にしています。

内臓自らがわざと下痢にしているのです。

 

そこで無理にそれを薬で固くする(治す)ということは、けっして肯定できる行為とは言えないのです。

 

ですから腹痛や下痢を起こした場合は、冷たくない水分を取って、しばらく様子を見ましょう。

脱水症状にならないように水分は必要になるので、常温か温かいものを飲むようにしましょう。

 

発熱したり、嘔吐がひどかったり、ひと晩過ぎても良くならないようでしたら、病院に行ったほうが良いです。

 

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カビを食べたのが赤ちゃんや子供だったら

もしも子供や赤ちゃんに、カビが生えたものを食べさせてしまったら。

小学生以上のお子さんなら、先ほどお話した、大人の場合と同じ対応をしましょう。

 

つぎに赤ちゃんの場合ですが、生後間もない赤ちゃんが間違ってカビを食べる、もしくは間違ってお母さんがカビを食べさせてしまう確率は、ほとんどないと言えますよね。

確率が高くなるのは、固形物を食べるようになったり、ひとりで動き回れるようになったときでしょう。

 

固形物が食べられるようになると、お母さんが間違って、カビが生えたものを食べさせてしまう
ということも考えられます。

または、赤ちゃん自身がお母さんが見ていないところでひとりで、カビの生えたものを食べてしまうこともないとは言い切れませんよね。

 

 

赤ちゃんの口の中に残っていれば

そこで万が一、口にしてしまった場合、まずそのカビが生えているかもしれない食べ物が、まだ赤ちゃんの口の中に残っているならば、すぐに指を口の中に入れて吐き出させてください。

けっして乱暴には扱わないでくださいね。

 

この場面で「落ち着いて」というのも無理かもしれませんが、乱暴に赤ちゃんの口の中にお母さんの指を突っ込んでかき回したりしたら、口の中が傷ついてしまいます。

それでは元も子もありません。

 

赤ちゃんがすでに飲み込んでしまった時には

すでに飲み込んでしまっていたら、様子を見ましょう。

赤ちゃんがいつも通りに過ごしていれば大丈夫です。

もしも嘔吐がひどかったり、下痢がしばらく治らないようなら病院に行き、それまでの過程をお医者さんに詳しく説明しましょう。

 

また、なんともなければそのままで大丈夫ですが、これが原因でアレルギーになるケースも考えられます。

ですから心配ならば慌てる必要はありませんが、アレルギーの検査をしてもらうことは、ムダではないでしょう。

 

カビってそもそもどんなもの?

カビはあらゆるところに存在します。

もちろん空気中にもいます。

その空気中にいるカビの菌が食品に付着して、胞子のカビを生やすのです。

 

また、土壌にも存在します。

畑の土の中にいる菌が、野菜や果物の根や茎、実に入り込んで、その野菜や果物の栄養と水分を利用して生き続けるのです。

 

 

カビが発生するには条件が必要になりますが、次のようなものです。

空気

空気の成分の中でも、必要になるのは人間と同じで「酸素」です。

酸素があればカビもいる、と思ってください。

 

水分

水分こそが、カビを育てる養分の一つです。

その水分量によって、カビの種類が違ってきたりします。

 

養分

カビが育つための養分には、糖分や蛋白、ビタミン、脂質などがあります。

そのため、あらゆる食品にカビが生えるのです。

 

ただし、梅干や塩分の濃い漬物などには発生しづらいです。

先ほど殺菌と抗菌作用が有る食材をご紹介しましたが、暑い時期にお弁当やおにぎりが腐りにくいように梅干を入れるのは、このことからも理解できます。

昔の日本人ってすごいですよね。

 

余談ですが、お寿司にもその工夫が見られます。

お寿司は生ものを食べるので、カビ菌類などを口に入れてしまう確率は非常に高い食べ物とも言えます。

そこで、ご飯を酢飯にして、わさびを付けて、しょうがを材料にした「ガリ」を一緒に食べる。

そして最後には緑茶を飲む、という4重構造の対策が施(ほどこ)されているのです。

 

温度

カビが発生しやすい温度は20度~30度です。

冷蔵庫内の4度~10度は発生しづらい温度ではありますが、けっして発生しないわけではなくて、発生する速度を遅らせているだけの状態と言えます。

成長する速度とも言えますよね。

 

ですから冷蔵庫で保存していたジャムなどに、カビが生えた経験はありませんか?

冷蔵庫の中でもカ、ビは発生して成長するのです。

冷凍でも100%カビを発生させない、ということは不可能です。

食品に使われているカビ

 

カビにはたくさんの種類があります。

およそ3万種類のカビ菌が存在する、と言われています。

 

その中には、食品に使われているカビもあります。

アナタも好きだとしたら、よく食べる食品ではないでしょうか?

例えば、納豆。

 

醤油や味噌を作るのに利用される酵母も、菌類ですよね。

そのほかにもカツオ節や漬物、チーズ、ヨーグルトなどなど、日ごろ私たちが食べている食品の中には、菌類を利用したものが意外と多いのです。

しかも、健康に良いとされているものが多いのにも、驚かされますよね。

 

カビを食べてしまったら?それが赤ちゃんや子供だったら?対処は?のおわりに

どこにでもいるカビ。

そんなカビと私たち人間は、うまく共存してきたのですね。

身体に有害なカビも、発酵させることでむしろ体に良い食品に変えて利用してきました。

人間の知恵というのは無限だな、と実感させられます。

 

カビは生やさないこと。

ですから、なるべく早く食べてしまう、ということも大事なことですよね。

それから、赤ちゃんや小さなお子さんがいるご家庭では、まずカビが生える可能性のある食品は、手の届くところに置かないことと、間違って食べさせないことに注意して生活すれば、カビはそれほど怖いものではない、と捉えて大丈夫です。

 

こちら「のむねるたべる」を訪れていただきまして、誠にありがとうございます。

感謝を申し上げます。

 

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