「靴が臭い」「靴の臭いが気になる」と感じてる方は多いのではないでしょうか?
会社に通勤する、学校に通うという人は当たり前ですが毎日のように履く靴。
少しずつ靴の臭いがなくなっていき、ムレた臭いに変わってしまうのがみんなの悩みです。
そうすると今度は靴だけではなくて足も臭くなりますよね、とくに夏は。
靴の臭いが気になるけど洗えない靴はどうすればいいの?
「でもこのクツ洗えないしなあ。」とあきらめてしまってる人も、いるのではないでしょうか。
そんな洗えない靴が臭くなってしまったとき、足が臭くなってしまったときの対処法をお伝えいたします。
靴の臭いを消す方法はアルコール?
アルコールとエタノール
「もしかして靴の臭いにアルコール消毒って効果あるかも。」と思う方も少なくないのでは?
さらに「アルコールとエタノールってどう違うの?」と疑問に思う方がいるかもしれません。
アルコールとエタノールは同じものと捉えて大丈夫。
エタノールにも濃さで種類がありますが、消毒に使う場合にはエタノール濃度80%前後の消毒用エタノールが使われます。
足の臭い対策にアルコール(エタノール)を使う場合の注意点
足の臭い対策としてアルコールを使うことはたしかに効果的です。
しかし殺菌力が高い反面、刺激力も強いのです。
なので、肌が荒れてしまう可能性が高いのため、お肌の弱い方にはオススメできません。
また、アルコール消毒によって菌を殺しすぎてしまうと、皮膚の免疫力が低下してかえって雑菌を増やしてしまう可能性があります。
ですから、足に直接アルコールをスプレーすることもオススメできません。
体を気づかったアルコールの使い方
健康を損なわないようにアルコール消毒を使うためには、靴の内側や靴下にスプレーしましょう。
一点気を付けていただきたいのは、靴の素材しだいでは色落ちするかもしれないということです。
そしてあなたの脚にアルコール消毒を使う場合は、除菌シートを使いましょう。
殺菌・除菌だけでは靴の臭い対策には十分ではない
アルコール消毒が足と靴の臭い対策として効果的というお話をしましたが、アルコール消毒はあくまでも殺菌と除菌の効果です。
殺菌と除菌の効果でアルコール消毒したときは靴の臭い、足の臭いはおさまりますが、一時的な効果に過ぎません。
そこで、足の臭いは一体何なのか?をお話しておきますね。
足の臭いの原因となる成分
足が臭くなる原因には大きく2つの成分があります。
イソ吉草酸
「いそきっそうさん」と読みます。
人間の体全身の皮膚には「皮膚常在菌」という菌が存在します。
菌というと悪いとか汚いというイメージを持たれるかもしれませんが、皮膚常在菌などは外部から入り込む害のある細菌からアナタの体を守ってくれるものです。
この人に必要な皮膚常在菌が何らかの理由で正常値を超えたときに発生してしまうのが、イソ吉草酸アルデヒトです。
イソ吉草酸アルデヒトは角質層の奥まで入り込んでしまうと簡単には除去できない、手ごわい成分です。
足が納豆やチーズみたいなニオイになるのは、イソ吉草酸アルデヒトが原因です。
アンモニア
もう一つは、ツーーーんっとすっぱいニオイがするアンモニア臭です。
アンモニアは疲労があるときに、体内でアンモニアが分解されずに汗とともに出てくるということが起きます。
また、肝臓が悪くなっている時や、大きなストレスを抱えている時にも同じことが起きます。
靴の臭いの対処法
それでは、アルコール消毒は一時的な臭い消しだったので、それ以外の靴の臭いの取り方のお話をします。
10円玉
10円玉は「銅」で出来ています。
銀イオンに殺菌効果があるのはご存知かもしれませんが、銅イオンにもすぐれた消臭効果があります。
ですから、片方の靴に3~4枚の10円玉を入れておくだけで消臭効果が期待できるのです。
ですが「お金を靴に入れるなんて・・・・。」と、アナタは抵抗があるかもしれませんね。
消臭スプレー
いまでは当たり前になった消臭スプレーですが、先ほどお話したイソ吉草酸アルデヒトを除去することはできません。
一時的にニオイを中和させて感じさせなくすることは出来ますが、臭いの成分であるイソ吉草酸アルデヒトが消滅したわけではないのです。
アナタも経験があるかもしれませんが、足と靴が臭いので消臭スプレーをしたのち、また臭いので再び消臭スプレーをした。
何度か繰り返すと、だんだん変なニオイがしてきたり、むしろ余計に臭くなったということがあります。
これがイソ吉草酸アルデヒトが消臭スプレーで除去できていない証拠です。
重曹
生活のあらゆる場面で活躍してくれる「重曹」は臭い消しにも効果的です。
重曹の特性である消臭効果と吸湿効果、まさに靴の臭い取りにピッタリです。
使い方は粉末の重曹を100グラムほど、いらなくなった通気性のいい布に入れて、それを靴の中にひと晩入れておくだけです。
アルカリ性の重曹なら酸性のイソ吉草酸アルデヒトにも有効です。
ミョウバン
お料理にも使われる「ミョウバン」のことです。
使い方は少し面倒ですが、10グラムほどのミョウバンを焼いてください。
用意しておいた500mlのペットボトルにお水300mlを注ぎ、そこに焼いたミョウバンを入れてください。
蓋をしてよく振って、ひと晩起きます。
透明な液体になっていれば完成です。
しかしこれは原液になるので、20~30倍に薄めてスプレーボトルに入れてから、足や靴にスプレーしてください。
ミョウバンは酸性なので、アルカリ性のアンモニアには有効です。
お酢も酸性なので効果的です。
靴の臭い取り!足の臭いを消すグランズレメディ
いくつかご紹介した靴の臭い、足の臭いの消臭の仕方ですが、どれをやっても効果が感じられないとか、物足りないという場合の最後の切りふだをご紹介しておきます。
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どれを試してもダメならグランズレメディ
『グランズレメディ』という足と靴の臭い取りです。
グランズレメディはニュージーランド生まれで、欧米を中心に販売が始まって、現在は日本でも販売されています。
かなり強力な消臭効果があります。
長靴や安全靴で一日中仕事をする人でも効果てきめんです。
グランズレメディは安心して使えるの?
聞いたことのないものは、なかなか安心して使うことができないものですよね。
グランズレメディの成分はミョウバンやミルク、酸化亜鉛などの天然鉱物の粉末です。
ミョウバンは先ほどもお伝えした食品に使われるもの。
ミルクはベビーパウダーなどに使われるやさしいもの。
酸化亜鉛は白色顔料として化粧品などに使われるものです。
もちろん、成分安全保障書も発行されています。
グランズレメディの使い方と使用するときの注意点
グランズレメディは粉末状で小さなスプーンが付属しています。
そのスプーンで軽く1杯分ほどのグランズレメディを靴の底にふりかけます。
あとは靴を縦や横に振って、グランズレメディが靴の内側全体に行き渡るように広げてください。
1日1回使えばいいのですが、朝に使用した場合は注意が必要になります。
靴の中にグランズレメディを撒いた後はしばらく白くなります。
ですから黒い靴下などを履いて出勤して、靴を脱いだら真っ白、ということがおきます。
2~3時間後、お昼くらいには白くなくなります。
変色することはありません。
そんなことから、ご使用する場合はご帰宅された1日の終わりに撒くことをオススメします。
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靴が臭いけど洗えない時の対処法は?アルコールで消臭できる?のおわりに
男性も女性も悩まされる靴の臭いと足の臭い。
解決策としていくつかの対処法をご紹介させていただきました。
身の回りであるものでダメならということで、最終手段としてひとつの商品もご紹介いたしました。
これから暑さが増すとさらにこの悩みも大きくなりますよね。
悩むとストレスに変わりアンモニアを増やしてしまう悪循環にハマります。
早めに解決しちゃいましょう。